©︎Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

日本 2020Maxplan Azabu 10

2020.8
東京
オフィス | 商業
竣工
930
9F

麻布十番駅前のコーナーに建つテナントビル。
ALC(軽量気泡コンクリート)板という工業製品を用いていかに陰影に富んだ豊かな表現が可能かに挑戦した。
フランク・ロイド・ライトは1920年代、凸凹のついた表面のコンクリートブロックを用いてテキスタイルブロックハウスと呼ばれる表情豊かな一連の住宅を設計した。その時ライトは「ドブのネズミのように低く見られているコンクリートブロックの価値を逆転する」というユニークなコメントを残している。
われわれは単純な表情になりがちなALC板を用いて大和張りと呼ばれる日本の伝統的な壁のディテールを想起させるデザインを実現し、東京の街角のシンボルへと変身させた。

チーム 宮原 賢次、珠玖 優、須磨 哲生*、三木 友親*、小澤 瑞穂、叶 子萌、山本 紘代、國枝 東史生、飯塚 哲平* 施工 青木工務店 構造 オーノJAPAN 設備 森村設計 写真撮影 ©︎ 川澄・小林研二写真事務所