© Keishin Horikoshi / SS Tokyo

日本 2017One@Tokyo

2017.1
東京
宿泊・娯楽 | 店舗/飲食
竣工
3,741
10F

東京スカイツリーの足元にたつ、新しいタイプのシティホテル。押上はもともと、軽工業を中心とする活気ある下町だった。押出セメント板と木の板を組み合わせたファサードは、町工場の立ち並ぶヒューマンでブルータルな下町を想起させ、現しの天井と構造用合板を組み合わせたインテリアは、従来のシティホテルの「お上品」なイメージにかわる、下町的な空気感を生み出している。

1階は、レセプション、レストラン、バーが、ひとつの古材でできたカウンターによってインテグレートされ、大きな建具を開放すれば、前面の路地とこのロビーとは、一体の空間となる。町に開かれ、コミュニティとひとつになるホテルこそが、ホテルの未来型であると考えた。

チーム 秋山 弘明、虎尾 亮太*、栗生 えりな、中村 創*、北谷 啓 施工 東日本都市開発株式会社 構造 リズムデザイン、構造計画研究所 照明 モデュレックス 協力事務所 古久根建設、東急設計コンサルタント アワード ヴェルサイユ賞2023 (地域賞) エクステリア特別賞(ホテル部門) パブリケーション 商店建築 2018/06 No.6 Vol.63 写真撮影 ©︎ Keishin Horikoshi/SS