日本 2022KAGUの家
北海道の東川町は「鉄道、国道、上水道」がない町をキャッチコピーにした町作りを進めており、大雪山の湧き水をそのまま水道水として用い、蛇口をひねるとミネラルウォーターと同じ水質の水を飲むことができる。
また、家具の町として知られ、世界トップレベルの木製家具を作る工場が草原に点在している。
この東川町に大きな可能性を感じたKKAAは草原の中に木造のサテライトオフィスを建てて、新しいワーキングスタイルの実験を始めた。
家具工場とのコラボにより、木製の箱型ユニットを製作し、そのボックスをサテライトで働く人の作業ブースとして利用するだけでなく、建物の水平荷重を支える構造ユニットとして利用した。
コミュニティーに対しても開かれたサテライトをめざし、KKAAのメンバー以外の人々にもデスクを開放し、木でできた交流の場所が生まれた。
ユニットを積み上げて造られた建築物は町とKKAAのコラボの象徴となり、ここを拠点に町との共生を図る。
敷地面積：１号棟847.84㎡/２号棟573.54㎡/3号棟601.23㎡/4号棟846.57㎡
建築面積：92.84㎡（１棟）計４棟
延床面積：153.17㎡（１棟）計４棟
